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日本健康教育学会
Japanese Society of Health Education and Promotion

セミナー・シンポジウム報告


2016年度学会主催ワークショップ 報告
健康課題の解決に向けたアドボカシースキル向上セミナー(第3弾)
ワークを通じてエビデンスを政策につなげるためのアドボカシースキルを実践的に高めよう!

2017年2月5日(日)10時~16時 女子栄養大学駒込キャンパス小講堂

 2017年2月5日(日)女子栄養大学駒込キャンパスにて,学会主催ワークショップ「健康課題の解決に向けたアドボカシースキル向上セミナー(第3弾)」が開催され,約70名が参加しました.今回の第3弾では,昨年紹介されたシルトン教授の「効果的なアドボカシー推進のための6つのアクションのワークシート」を用いて,学校保健(食育),歯科保健(特定健診の活用),地域包括ケア,特定健診の受診率向上,産業保健(健康経営),健康情報発信のあり方などの実際的な局面でのアドボカシースキルを身につけることを目的に行われました.
 前半は,中村正和理事(地域医療振興協会)を総合司会として、春山康夫理事・学術委員会委員長(獨協医科大学)からセミナーの経緯と狙いについて解説があり,神馬征峰理事長(東京大学)からアドボカシーについての教育講演,江川賢一学術委員会委員(早稲田大学)からは,シルトン教授のワークシートを使ったグループワークの進め方について説明がありました.その後,8〜10人程度のトピック別のグループに分かれ,2時間程度のワークが行われました.最後には,各グループからの発表と講師の先生方のコメント,武見ゆかり理事(女子栄養大学)からの総評の挨拶があり,好評のうちに閉会いたしました.
 
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2015年度学会主催ワークショップ 報告
Developing skills for mobilizing advocacy for health promotion approaches to non-communicable disease prevention: from evidence to influence
NCD予防に向けたヘルスプロモーションアプローチのためアドボカシー(政策提言)スキル向上セミナー:
エビデンスから影響力へ

2016年2月21日東京大学医学部総合中央館(医学図書館)3 階 333 号室

  2016年2月21日(日)東京大学医学部キャンパスにて,学会主催ワークショップ「NCD予防に向けたヘルスプロモーションアプローチのためアドボカシー(政策提言)スキル向上セミナー:エビデンスから影響力へ」を開催いたしました.昨年度実施したセミナー「研究・実践からアドボカシー(政策提言)へ」では,多くの参加者から好評をいただき,アドボカシーに関する理論や具体的な手法を学べる機会がほしいといった声が多く寄せられました.そこで今回は,オーストラリアから,肥満,運動,禁煙,職域,学校などのヘルスプロモーションについて長年の実績と数多くの業績のあるTrevor Shilton 教授をお招きし,アドボカシーの基本的な手法の習得を目指したワークショップを行いました.参加者は68名(内,聴講のみ18名),大学や研究機関,自治体,企業など,さまざまな領域で研究・実践されている方が集まりました.
  まず,Trevor Shilton 教授から,アドボカシーの定義や重要性,効果的なアドボカシーに必要な能力や技術,成功事例などについてご講演いただきました.続いて,アドボカシーを進める上で有効な戦略について,アドボカシーモデルを用いて説明していただいた後,7つのグループに分かれグループワークを行いました.各グループが選択した,身体活動,たばこ,栄養,アルコールのそれぞれの課題について,アドボカシーモデルの6つの手順に添ってワークが進められました.ワーク中は,ファシリテーターを中心に活発な意見が飛び合い,また,Shilton 教授からは,アドボカシーを進める上で鍵となる貴重なコメントをたくさんいただきました.最後には,各グループが短時間のワークの中で纏め上げたそれぞれのアドボカシーを発表し,大盛況のうちにワークショップが終了となりました.
  引き続き本学会では,アドボカシーを推進し,議論を重ね,積極的にとりくみをすすめてまいります.今年度沖縄にて開催される第25回日本健康教育学会学術大会では,アドボカシーをテーマとしたラウンドテーブルを予定しています.皆様のご参加をお待ちしております.


関連論文(特別報告)
アドボカシースキル向上セミナーの狙い 春山康夫,福田洋.日本健康教育学会誌. 24(2):100-101. https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/24/2/24_100/_pdf
Advocacy for non-communicable disease prevention —Building capacity in Japan Trevor SHILTON.日本健康教育学会誌. 24(2):102-117. https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/24/2/24_102/_pdf
アドボカシースキル向上セミナーの報告 ―若手の声― 町田 大輔,中村 彩希.日本健康教育学会誌. 24(2):118-123. https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/24/2/24_118/_pdf

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2014年度日本健康教育学会主催 学術委員会企画
セミナー「研究・実践からアドボカシー(政策提言)へ」報告

2015年1月25日女子栄養大学駒込キャンパス

 2015年1月25日(日)女子栄養大学駒込キャンパスにて,学術委員会企画の学会主催セミナー「研究・実践からのアドボカシー(政策提言)へ」を開催しました.定員100名のところ,115名の参加者が集まり,アドボカシーについて学び,議論しました.
 第1部では,神馬征峰氏(学会理事長・東京大学大学院),中村正和氏(理事・大阪がん循環器病予防センター),村山伸子氏(監事・新潟県立大学),福田洋氏(理事・順天堂大学医学部)から,グローバル,国,自治体,企業といった4つのレベルにおけるアドボカシーについて具体的な事例や経験を交えてご講演をいただきました.
 第2部では,春山康夫氏(理事・学術委員長,獨協医科大学)と赤松利恵氏(理事・広報委員長,お茶の水女子大学)が司会となり,総合討論が行われました.特に,「学会としてどのようなアドボカシーができるか」というテーマでは,4人の講演者とフロアの活発な意見交換が行われました.今回のセミナーを通して,アドボカシーの定義といった基本的なことを学び,さらに学会に求められている役割について参加者のみなさんとともに議論しました.セミナーの詳細については、日本健康教育学会誌に特集号として掲載予定です.


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関連論文(特別報告)
なぜアドボカシーか? 春山康夫,赤松利恵.日本健康教育学会誌. 23(3):216-217. https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/23/3/23_216/_pdf
グローバルレベルのアドボカシー:エイズアドボカシーからの教訓 神馬征峰.日本健康教育学会誌. 23(3):218-223. https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/23/3/23_218/_pdf
国レベルのアドボカシー:研究成果を活用したたばこ政策への提言 中村正和.日本健康教育学会誌. 23(3):224-230. https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/23/3/23_224/_pdf
自治体レベルのアドボカシー:自治体との協働による 減塩政策立案のためのデータ分析と PDCA 村山伸子.日本健康教育学会誌. 23(3):231-236. https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/23/3/23_231/_pdf
企業レベルのアドボカシー:産業保健活動から, ヘルシーカンパニー・健康経営への アドボカシー 福田洋.日本健康教育学会誌. 23(3):237-245. https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/23/3/23_237/_pdf
学会からのアドボカシーに向けて
―アドボカシーへの原動力,その担い手と今後のあり方― 新保 みさ,角谷 雄哉,江口 泰正,中山 直子 https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/23/3/23_246/_pdf
若手の声 ―アドボカシーの視点を持った研究・実践活動のために― 角谷 雄哉,新保 みさ https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/23/3/23_251/_pdf ページトップへ


平成25年度日本健康教育学会主催 編集委員会企画
質的研究セミナー「質的アプローチを用いた研究手法 健康教育分野への適用」報告

2014年1月26日女子栄養大学駒込キャンパス

2014年1月26日(日)女子栄養大学駒込キャンパスにて,平成25年度の学会主催セミナーを開催しました.参加総数101名の参加者が集まり,質的研究について,学びました.
 セミナー前半では,質的研究をご専門とされる,大阪大学准教授 大谷順子先生をお招きし,ご講演いただきました.量的研究との比較を通して,質的研究の概要をお話くださった後に,データのコーディングの方法や分析ソフトについて,研究の具体的方法についての説明がありました.セミナー後半では,グループディスカッションを通して,講演についてさらに聞きたい事や疑問点について,話し合いました.その後,神馬征峰編集委員長を交えて,グループからの質問を受ける形で,総合討論を行いました.
 本学会誌でも質的研究の論文投稿が増えてきました.質的研究は,量的研究では見落とされがちな現象を捉える研究手法であり,実践現場と密接な関係にある健康教育やヘルスプロモーションの研究においては,意義のある研究手法です.今後さらに,質的研究の学習を深めていけるよう,学会として取り組んでいきたいと考えています.セミナーの内容は,今後,学会誌に掲載する予定です.詳細については,そちらをご参考ください.

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編集委員会企画「論文投稿・査読セミナー~初めての論文投稿~」報告

第22回学術大会2013.6.23千葉大学 ワークショップ4


写真1 第22 回日本健康教育学会学術大会の2日目に,編集委員会企画の論文査読セミナーが開催された.
32名の参加者があつまり,神馬編集委員長と編集委員の参加のもとで,セミナーが開始された(写真1).当初,神馬編集委員長より30分ほどのレクチャーの予定であったが,限られた時間でもあり,参加者からの質問に神馬編集委員長はじめ各委員がそれらの質問に対応して回答するという双方向の参加型のセミナーとなった.
趣旨説明の後,前後周囲の参加者3~4人ずつで,どのようなことが疑問であるかなど話し合ってもらい,話し合いで出た項目について,白板にそれぞれ板書してもらった(写真2).写真2
  参加者からは,多くの質問が挙げられた.論文を書く上での心構えから,論文を書くためにどこから手をつけたらよいかや論文構成の比率,論文執筆スキルをどこで学べばよいかなどこれから論文を書こうとする初学者からの質問から,背景や考察,結果のまとめ方についてや対象数の問題など具体的な質問まで,さまざまな質問があげられた.
  今回のセミナーで質問にあげられた項目については,現在ホームページ上に掲載されているQ&Aに追加していく予定であり,今後投稿論文を書く際には,参考にしていただけたら幸いである.論文投稿および審査の過程は書面でのやりとりのため,顔がみえない.今回のセミナーは,学会員と編集委員会のコミュニケーションの良い機会になった.より良い学会誌を目指し,今後も学会員との交流を大切にしたい.多くの投稿を期待している.(文責;中山直子)

論文投稿・査読セミナー(第2弾)報告

2012年1月27日女子栄養大学駒込キャンパス

平成25年1月27日、女子栄養大学駒込キャンパスにおいて,昨年度開催し好評を博した論文査読セミナーの第2弾を開催しました.参加者89名(正会員53名,学生会員11名,非会員25名)で,投稿者と査読者・編集委員のコミュニケーションの向上を図ることを目的としました.

第1部では査読者・編集委員を代表して,本学会誌編集委員会神馬委員長が論文投稿でよく指摘するポイントを講義しました.(LinkIconパワーポイントはこちらPDF

第2部では,参加者から論文執筆投稿に関する疑問をあげてもらうため,グループワークを実施し,その後,両者のコミュニケーションとして,全体討論を行いました.
①アブストラクト・緒言G  ②方法G ③結果・図表G ④考察G ⑤実践報告G

さらに第22回日本健康教育学会学術大会(2013年6月23日,千葉大学)で論文投稿初心者向けのセミナーを開催する予定です. 

論文投稿・査読セミナー(第1弾)報告

2011年1月21日女子栄養大学駒込キャンパス

1. 講義 「公衆衛生分野の学術誌における査読の質向上のポイント」 

  • 講師: 中村好一先生 (自治医科大学公衆衛生学教室 教授)
  • 座長: 神馬征峰 (日本健康教育学会誌編集委員長)

2. 事例検討・議論

  •  投稿論文の事例を示し,査読のポイントや著者への意見の示し方などについて,悩んだこと,迷ったことについて、ディスカッションを行った。第1部の講義内容もふまえ,健康教育・ヘルスプロモーションに関する研究と実践の両方を重視する本学会誌の投稿論文に求めるもの,学術誌としていつまでにどのレベルまでを目指していくかなど中村好一先生にも参加していただき議論を行った。