GREETING 

理事長挨拶

理事長 武見ゆかり
(女子栄養大学 副学長・教授)

2024年8月21日
 

  •  2024年7月5日の第10回定時総会で,理事長に選出されました。引き続き,2年間,理事長を務めさせていただきます。会員の皆さまの積極的な参加をいただきながら,健康教育・ヘルスプロモーションの研究の充実とその普及のために,プロアクティブに学会活動を展開していきたいと考えています。
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  • 具体的には,1)関連学会との連携・協働の強化,2)本学会で作成したガイドライン等の普及,3)若手の育成と円滑な世代交代,を進めていきます。
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  • 1)関連学会との連携・協働の強化:2024年10月末開催の第83回日本公衆衛生学会総会にて,本学会で作成した「アクションリサーチに関する論文の書き方ガイドライン」を取り上げたモーニングセミナーを共催し(https://plaza.umin.ac.jp/jsph83/program.html),同日に,本学会主催で「地域の社会課題解決にアクションリサーチをどのように活用するか」というシンポジウムを開催します。また,来年の本学会第33回学術大会(大会長 助友裕子理事)では,日本ヘルスプロモーション学会と共催のシンポジウムを実施予定です。こうした関連領域の学会との連携,交流を深める中で,2年前の理事長就任の際に提起した宿題,すなわち,「健康教育」と「ヘルスプロモーション」をどのようにとらえるか。両者の関係についての議論を深めていきたいと考えております。
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  • 2)本学会で作成したガイドライン等の普及:具体の活動の1つは,上記の日本公衆衛生学会におけるセミナーやシンポジウムです。また,2024年4月に発行した学会誌第32巻特別号「健康日本21(第三次)推進に向けたアクションプランの提案―栄養・食生活,身体活動,たばこの3 分野について―」(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/kenkokyoiku/32/Special_issue/_contents/-char/ja)の中で提案したロジックモデル,介入のはしご,アクションプランを,地域,職域,学校などの実践現場で,どのように活用するのか,活用できるのかを話し合うワークショップなどを計画し実施していきたいと考えています。
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  • 3)若手の育成と円滑な世代交代:2年前の役員選挙で,理事会メンバーが一部入れ替わり,全体に若返りがされました。今回,委員長を若手にバトンタッチするなどの世代交代がさらに進んでいます。また,学会員インタビューや学習会を積極的に実施してくれている「若手の会」の代表に,理事会のオブザーバーとして参加してもらうようにしました。理事会でのどのような議論がされ,どのように意思決定がされるのかを次の世代を担う若手に知ってもらうことで,彼らが育ってくれると同時に,理事会では若手の意見を直接聞くことができます。このような形で,学会執行部体制の円滑な世代交代が進むようにと考えています。
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  • 以上のような活動を中心に,今後2年間,学会活動をさらに充実,発展させてまいります。
  • 会員の皆さまの積極的なご協力と関与を,どうぞよろしくお願い致します。

2023年4月
 

  •  企業では久々に対面の入社式が行われるなど,新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行が予定される中で,新年度が始まりました。
  •  本学会は5月から新年度を迎えますが,7月22日,23日の第32回学術大会は,3年振りに対面を中心とした学会となります(一部オンラインもあります)。
  •  いよいよ,アフターコロナの生活,環境の中で,健康教育・ヘルスプロモーション活動のあり方が問われます。
  •  多くの方にご参集いただき,対面でディスカッションを致しましょう。
  •  また,活動の成果やプロセスを,ぜひ学会誌に投稿していただき,皆で共有していきましょう。

 

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  • 2023年 新年のご挨拶
 

持続可能な社会のための健康教育・ヘルスプロモーション 

  • こちらからお読みください → 日本健康教育学会誌 30(1):1-2 

 


2022年7月26日
 
 2022年7月23日に開催された第8回定時総会で,理事長に再任いただきました。引き続き,2年間,理事長を務めさせていただきます。
 第30回学術大会は,多くの方が3年振りの対面開催を楽しみにされていたと思います。しかし,新型コロナウイルス感染の第7派の拡大により,急遽オンライン開催となりました。小橋元(獨協医科大学)大会長はじめ事務局の皆さまが,迅速にオンライン開催への切り替えを進めてくださいました。ただ,あまりに突然の変更で,参加者の方々にご不便をおかけした点もあったかと思います。この場を借りて,お詫び申し上げます。
 さて,本学会は,健康教育・ヘルスプロモーションに関する研究の充実・推進および,その普及を図ることを目的としています。この「健康教育」と「ヘルスプロモーション」をどのようにとらえるか。学会としての考え方は2012年に整理し,ホームページに掲載していますが,改めて両者の関係について議論をしていきたいと考えております。
 理事会メンバーも一部入れ替わり,全体に若返りがされました。各委員会,研究会,若手の会など,それぞれの活動を充実,発展させつつ,人々の健康と幸福に寄与できる学会として,社会に対する情報発信,アドボカシーを積極的に進めてまいります。
 会員の皆さまの積極的なご関与とご協力を,よろしくお願い致します。

2022.1.1 新年 理事長挨拶
 
新春のお慶びを申し上げます。
 一昨年来のCOVID-19対応下で,国内外の様々な活動が制限される状況が続いています。

 
栄養関係では,12月に政府主催の東京栄養サミット2021が,海外からの来日が叶わず,ハイブリッド形式で開催されました。Double burden of malnutrition(栄養不良の二重負荷)という世界共通の課題解決に向け,66か国及び複数企業から331件のコミットメントが発表され,健康・食・強靱性・説明責任・財源確保という5つの項目について、栄養分野で今後取り組むべき方向性が提示され,共有されました。

 本学会も,9月に第29回学術大会を初のオンラインで開催しました。吉池信男学会長のリーダーシップ,竹林正樹事務局長のマネジメント,青森県立保健大学等関係者の皆さまの連携体制の中で,一般演題98題,参加者384名という大盛会でした。参加者アンケートからも,充実したプログラムへの高評価と満足度の高さが確認できました。
 また, ICTを活用して積極的な学会活動が行われました。会員から論文を公募し,学会誌で「健康教育・ヘルスプロモーションとCOVID-19」という特集を実現,学術委員会を中心に学会セミナー「ウィズコロナの健康教育・ヘルスプロモーションを考えるワークショップ」を開催,広報委員会の企画でホームページに「健康教育・ヘルスプロモーション講座」という新しい情報発信シリーズも始まりました。アドボカシー研究会,栄養教育研究会若手の会は,いずれもオンラインでセミナーや学習会を開催し,遠方からもご参加をいただきました。昨年1年の活発な活動を振り返り,改めて,ご関係の皆さまに御礼申し上げます。
 新しい年になりましたが,新年早々,オミクロン株感染による“第6波”が心配されています。7月には,小橋 元学会長の下で第30回学術大会(独協医科大学, 栃木)が予定されています。テーマは,伝統と創造 次世代の健康教育をめざして(仮題)です。何とか3年振りに対面で参集し,COVID-19で大きく変わった生き方,暮らし方,働き方をふまえ,これからの健康教育とヘルスプロモーションについて,直接の議論やコミュニケーションをしたいと願っています。
 本年も,学会活動への一層のご協力,ご参加を,よろしくお願い申し上げます。

2021.1.1 新年 理事長挨拶
 
 昨年は,新型コロナウイルス感染症(以下,コロナ)への対応に追われ,人々の暮らしが否応なく変化した1年でした。医療や公衆衛生の現場で勤務される会員の方々は,年末年始もない大変な状況をお過ごしかと存じます。そのご尽力に心中より敬意を表します。
 
 コロナの予防および重症化予防のためにも,改めて,日常の健康教育・ヘルスプロモーション活動の重要性が明らかにされています。日本健康教育学会としても,Withコロナの健康教育・ヘルスプロモーションのあり方を探究し,実績の蓄積に取組みたいと思います。
 まずは,1月24日の学会主催セミナー「ウイズコロナの健康教育・ヘルスプロモーションを考えるワークショップ」に多くの方にご参加いただき,議論の共有を進めましょう。

2020.7.11
 
 7月11日の第6回定時総会時に開催された理事会で,理事長として選出されました。昨年7月に神馬前理事長より引き継ぎ,1年間理事長を務めさせていただきましたが,引き続き,2年間,重責を担うことになります。どうぞよろしくお願い致します。
 本学会は,定款第11条3項で,代議員選挙の実施は4年に1度と決まっています。したがって,理事には2年×2期,計4年務めていただくことを基本としています。今回,理事全員から継続の意思確認を得ました。また監事お二人も継続してくださいますので,これまでの2年間と同様の安定した執行体制で,学会を運営してまいります。
 さて,現在,新型コロナウイルス感染症対策に伴い,私たちの暮らしや仕事は大きく変わってしまいました。学会としても,新しい生活様式の中で,どのような健康教育,ヘルスプロモーションが求められているのか,効果があるのかを考え,試み,記録していくことが必要です。その模索と挑戦のプロセスと成果,および課題を,共有できるような学会活動を考えていきたいと思っています。
本学会が,Withコロナの社会においても,健康教育・ヘルスプロモーションの研究と実践,そして政策のプラットフォームとして役立つ存在になることをめざします。
会員の皆さまのご協力,ご支援を,どうぞよろしくお願い申し上げます。

PROFILE

学会概要

日本健康教育学会とは

学会設立の趣旨: 

健康教育・ヘルスプロモーションの充実・推進およびその普及を図ることを目的とする。

主な活動内容:

年次学術大会の開催(年1回)、シンポジウムの開催(年1回程度)、

学会誌の刊行(年4回)、理事会・評議員会の開催、委員会・研究会活動など

学会員の構成: 

地域保健・学校保健・産業保健の各分野で研究と実践に携わる専門職

事務局所在地   

〒350-0288 埼玉県坂戸市千代田3-9-21女子栄養大学食生態学研究室内

TEL:049-283-2310  FAX:049-282-3721

設立

平成3(1991)年6月29日

平成26(2014)年7月1日 一般社団法人に移行

理事長

武見ゆかり(女子栄養大学)

歴代理事長

宮坂 忠夫 平成3(1991)年~平成17(2005)年6月 (業績一覧はこちら

衞藤 隆  平成17(2005)年7月~平成26(2014)年6月

神馬 征峰 平成26(2014)年7月~平成30(2018)年6月

武見ゆかり 平成30(2018)年7月~  

会員数

約1,127名 (令和6年(2024年)8月末 現在)

会費

正会員: 7000円 入会金: 2000円   その他

学会機関誌

日本健康教育学会誌(年4回+年次学術大会講演集)

定款・諸規定・細則