栄養教育研究会 公開学習会(第一報)
2025年3月22日(土)13時30分~ (3時間程度を予定)
方法:Zoomによるオンライン開催
今年度の公開学習会では、学校教育における効果的かつ魅力的な学びについて研究されている三井一希先生(山梨大学)を講師としてお招きし、小中学校におけるICTを活用した食育について学びます。ICTの活用方法については、実践事例も交えながら、わかりやすくご講演いただく予定です。
ICT活用に興味がある方、学びを深めたい方のご参加をお待ちしております!
栄養教育研究会活動報告
栄養教育研究会では,令和5年度より「栄養教育におけるICTの活用」をテーマに活動を進めています。令和5年度は,山梨大学教育学部の三井一希先生を講師にお招きし,栄養教育研究会委員向けの研修会を開催しました。
研修会前半は,三井先生から「学習者主体の学びの実現に向けたICTの活用」についてご講義いただきました.講義の中でICTの活用に関するモデルの一つであるSAMRモデル(PUENTEDURA,2006)をご紹介いただきました。SAMRモデルは,ICTの活用を4段階(代替:Substitution,拡大:Augmentation,変形:Modification,再定義:Redefinition)に分類したものです。このモデルを活用し,ICTのメリットを活かした授業を取り入れ,現時点より改善・発展させ,学習者主体の学びにつながる授業を実現できることを学びました。
研修会後半は,三井先生からICTを活用した具体的事例の紹介だけでなく,栄養教育委員が実際に実践した食に関する指導に対するご助言もいただきました.例えば「朝食をとるとどんな“いいこと”があるのかな?」という問いかけに対し,従来の授業デザインでは,児童が自分の考えをワークシートに記入する,という展開が多く行われていると思います.これに対し,ICTを活用しSAMRモデルに沿った発展的な提案として「(S)端末に入力」「(A)共同編集機能を使う」「(M)他者と比較・相互コメント」「(R)クラウドツールで教室や学校の垣根を越える」といった授業デザインに展開できるのではないか,というご助言をいただきました。
令和6年度は,今年度の研修会の学びを活かし,学会員の皆様に還元できる活動を計画しています。
今後とも,栄養教育研究会の活動にご支援の程,どうぞよろしくお願い申し上げます。
はじめに,竹林正樹先生(青森大学)から「ナッジで一歩動かす」と題し,ナッジを活用するための基本事項を講演していただきました。講演の中で,「積分に繋がらない微分はしない」という力強いメッセージが印象的でした。このメッセージに疑問をもたれた方,意味が知りたい方は,ぜひ第31回日本健康教育学会学術大会 (東京)にご参加ください。竹林先生から,詳しくお話が聞けます。
次に,川嶋愛先生(千葉大学教育学部附属小学校)に,給食指導でナッジを活用した食環境整備についての事例を報告していただきました。児童が適切に給食の配膳を行えるようにする工夫や,カトラリーを調整して盛り付けが行いやすくする工夫などについて,ご紹介いただきました。
続いて,川畑輝子先生(地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター)からは,医療施設内のコンビニにおけるナッジを活用した食環境整備についての事例を報告していただきました。コンビニ内の弁当・惣菜コーナー,飲料コーナー,カップ麺コーナーにおいて, EAST
のフレームワークを活用した配置や表示の工夫についてご紹介いただきました。
実践報告に続き,学習会後半のグループワークは,小学校グループとコンビニグループに分かれて,それぞれのグループで課題解決に向けたナッジを考えました。
小学校グループのテーマは,食器の片付け(下膳)を,うまくできるようにする児童を増やすには? ならびに,給食当番が適量を盛り付けられるようにするには?でした。ナッジを使って,できるだけコスト(時間・労力・予算)をかけずに,テーマを達成するアイデアを考えてもらいました。
コンビニグループのテーマは,健康への関心が低い人がコンビニで健康な食事を選ぶようにするためには?でした。ねらいとする食行動(野菜摂取増・減塩・間食の改善など)をグループで設定したうえで,金銭的インセンティブ(割引・ポイント付与など)は用いないことを条件に,テーマを達成するアイデアを考えてもらいました。
すべてのグループに,具体化したアイデアを FEAST
の枠組みで整理して発表していただきました。それぞれの発表に対して,竹林先生から建設的なフィードバックをいただき,参加者全員で学びを共有することができました。
令和4年 3月 26日(土)に、オンラインによる公開学習会「第 2弾!今、注目のナッジを健康行動に活用するには~ナッジと健康行動理論の関係~」を開催しました。講師は竹林正樹先生(青森県立保健大学)で、全国から 63名(学会員 56名,非会員 7名)にご参加いただきました。テーマは、昨年に引き続き、近年、政策や健康教育、栄養教育の分野でも活用されている“ナッジ( Nudge)”でした。
公開学習会は、竹林先生のご講義「一発でわかるナッジの基本」、委員からの提案「健康行動理論とナッジについて」をふまえて、個人ワークとグループワークを行いました。学習会の最後には参加者の方にアンケートに回答していただきました。
1.竹林先生のご講義「一発でわかるナッジの基本」
人間の直感を“象”にたとえ、ナッジとは何かについてわかりやすい講演をいただきました。竹林先生の英語論文 1)等からナッジの活用事例や、食行動にナッジが向いていることを紹介いただきました 2)。竹林先生のご講義自体にナッジが効いてあり、大変勉強になりました。
1)Masaki Takebayashi, Kurenai Takebayashi: Control experiment for health center users to compare the usage of hand sanitizers through nudges during the COVID-19 pandemic in Japan,International Research Journal of Public and Environmental Health.2021; 8(6): 299-303.
2)Ledderer L, Kjær M, Madsen EK, et al. : Nudging in public health lifestyle interventions: a systematic literature review and metasynthesis. Health Education & Behavior. 2020; 47: 749–764.
2.委員からの提案「健康行動理論とナッジについて」
栄養教育研究会の委員が整理したものを報告しました。ナッジの理論的背景、ナッジを体系的に整理するために行ったこと、ナッジを体系的に整理した図について、健康行動理論との関連について考えたことを報告しました。参加者の方からは、「健康行動理論とナッジの関係に気づけた」「有益な試みであると感じた」等のご意見をいただきました。いただいたご意見は、今後のまとめの参考にさせていただきます。
3.個人ワーク、グループワーク
今回は、個人ワークの後、グループワークを実施しました。ダメなちらしを「ナッジを効かせて改善する」という課題にグループ内で取り組み、完成作品を発表していただきました。出来上がったちらしは様々なナッジを効いたものとなりました。竹林先生からは、各発表に対し、ナッジの観点からご講評いただきました。参加者の方からは、「ナッジを効かせたチラシの作成はおもしろかった」「他の先生方と交流しながら実践的にナッジを理解する機会となった」という感想が寄せられました。
4.総括
全体の質疑応答後、本研究会のオブザーバーである赤松利恵先生(お茶の水女子大学)より、ナッジは面白いので流行っているが、なぜナッジされるのか、すなわちなぜ私たちは認知バイアスを起こしてしまうのか、ということを知らないまま使っています。「プロスペクト理論」は認知バイアスを説明する理論です。ナッジを使う上では、ナッジの理論的背景も知っておく必要があるというお話をいただきました。赤松先生から是非、読んでみて欲しいとご紹介のあった「ファスト&スロー」の本 3)を読もうと思うという意見が多数寄せられました。アンケート結果から参加者ほとんどの方から新しく学んだことがあったという回答をいただきました。
3)ダニエル・カーネマン (著), 村井章子(翻訳):ファスト&スロー(上・下) あなたの意思はどのように決まるか? ,ハヤカワ・ノンフィクション文庫,2014
こんなに魅力が詰まった今回の学習会でしたが、聞き逃してしまった方、残念ながら都合が合わなかった方、参加に迷われていた方などいませんか?
まだまだチャンスはあります!以下の DVDで、繰り返し何度でも竹林先生のナッジの効いた講義が視聴できます!
東京法規出版 実践者のナッジ【基本編】竹林正樹(監修)
https://www.tkhs.co.jp/book/detail.html?id=226479&itemid=226479
委員からの報告内容、グループワークで作成したちらし、参加者の方からいただいたアンケートを取りまとめて、日本健康教育学会誌に投稿する予定です。今後とも、栄養教育研究会の活動にご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和3年3月27日(土)に、オンラインによる公開学習会「今、注目のナッジを健康行動に活用するには~ナッジの基本と活用方法~」を開催しました。講師は竹林正樹先生(青森県立保健大学)、全国から70名(学会員63名、非会員7名)にご参加いただきました。
今年度のテーマは、近年、政策や健康教育、栄養教育の分野でも活用されている“ナッジ(Nudge)”です。
公開学習会は、ナッジに基づいて設計された講義とグループワークで構成され、「ナッジの基礎知識と健康教育での活用方法」などについて、実践事例やクイズを交えた参加型で行いました。竹林先生は、人間の感情を“象”で表現され、その感情が行動を実行させるために働きかける方法について、初心者でも楽しく、大変わかりやすいご講演をいただきました。ナッジを活用した事例を聞きながら、皆さん笑顔でうなずかれていました(「難しい顔で聞くより笑顔でうなずいた方が肯定的に理解できる」というナッジもあります)。
ご講演後、妊娠・授乳期、幼児期・学童期、思春期・青年期、成人期、高齢期の全12グループに分かれてグループワークを実施しました。ワークでは、各ライフステージにおけるテーマ(課題や目標)を達成するためのアイディア(手立て・工夫)をグループ内で話し合い、アイディアに該当するナッジを整理し、全グループに発表していただきました。各発表内容に対して、竹林先生からは、更なるナッジの組み合わせや今後に活かせる点などについてご助言をいただきました。
全体の質疑応答後、本研究会のオブザーバーである赤松利恵先生(お茶の水女子大学)より、ナッジにはこれまで健康教育分野で使われてきた行動科学理論と重なる考え方があるとのお話をいただきました。最後に、オブザーバーである稲山貴代先生(長野県立大学)より、これからは研究を社会に広めるために、実装科学が必要であるというお話をいただきました。
実施したアンケート結果をみると、99%の参加者の方から満足したという回答(81%が非常に満足)をいただきました。グループワークでナッジの活用方法の理解が深められたというご意見の他、何より竹林先生のご講演が大変好評であり、 “わかりやすい”、“魅力的”、“面白い”といったコメントが多くみられました。
こんなに魅力が詰まった今回の学習会でしたが、聞き逃してしまった方、残念ながら都合が合わなかった方、参加に迷われていた方などいませんか?
まだまだチャンスはあります!以下のDVDで、繰り返し何度でも竹林先生のナッジのきいた講義が視聴できます!
東京法規出版 実践者のナッジ【基本編】竹林正樹(監修)
https://www.tkhs.co.jp/book/detail.html?id=226479&itemid=226479
参加者の方からいただいたアンケートは、今後の研究会活動の参考にさせていただきます。今後とも、栄養教育研究会の活動にご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
【質問】ナッジの長期的な効果についての研究結果はありますか?
一般的に、ナッジは効果が限定的である(例外については脚注参考)と言われ、長期的に効果を発揮するナッジの開発が提言されています(この論文https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbef/11/0/11_110/_pdf/-char/ja
ナッジは行動変容ステージを一段上げるのには適していますが、行動定着までさせるほどの力はない2
を参照)。 長期継続しない理由として、現状のナッジは、多くの対象者が共通して持つバイアスに訴求するものが多く、「多数に利く弱い介入」がほとんどだからと考えられます。しかし、現実世界では、対象者のバイアスにばらつきがあり、ナッジに対する反応も異なります。このため、可能性があります。この解決策として、つ示します。
①ナッジ+ブースト
ナッジでそっと後押しし、啓発でブースト(一気に加速)するという組み合わせで行動定着、という考え方です。ナッジだけよりも、啓発によるヘルスリテラシー向上と一体化した方が相乗効果が生まれやすいです。
②個別化されたナッジの開発
ビッグデータに基づき、マーケティングの視点を取り入れ、カスタマイズされたナッジも可能に
これからは、なってくるでしょう。「全員に利く弱いナッジ」と「個別化された強いナッジ」を適切に組み合わせることで、無関心層も動かせる可能性が高まり、さらには長期的・安定的な効果が期待されます。一方、ナッジは「そっと後押しする」という前提があることから、強いナッジの開発に合わせて、介入や倫理のあり方も見直されるべきであると考えられます。
【脚注】例外的に、一部のナッジは効果が持続する可能性があります。例えば、東京都足立区の飲食店では、野菜小鉢を最初に出すことをデフォルトにして、ベジファーストを促進
しています。何度もそのお店に通っている人でも、最初に出されたものから食べ始める習性はなかなか変えないと想定されます。
※ベジファーストの引用文献:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/jisedai_health/kenko_toshi/pdf/020_04_00.pdf
平成31年3月23日(土)女子栄養大学駒込キャンパスにおいて、「『学校における食育の評価』~評価のシステムづくり」というタイトルで公開学習会を開催しました。87名(学会員25名、非会員62名)の参加者が全国各地から集まりました。
栄養教育研究会では、平成25年度より、「学校における食育の評価」をテーマに活動を進めてきました。昨年度、食育評価のための実態把握の項目と方法についての学習会を行ったところ、実態把握は大切と「理解」されている方が多い一方で、忙しくてできない、学校の理解が得られない等、実態把握の「実施」に障害があることがわかりました。
そこで、今年度の公開学習会では、学校における食育評価を行っていく体制を整えるためには、どのようなアクションや工夫が必要か検討しました。最初に委員から、全国数カ所で実施した食育評価に関する調査結果について報告しました。食育評価の体制が整っている学校はそうでない学校に比べ、調査へ協力する教職員が多いこと、学校評価へ食育の項目が位置付けられていること等を報告しました。その後、調査対象校から先進的な食育評価の事例として、自校方式の学校とセンター方式の学校の2事例を紹介していただきました。事例紹介後に、参加者と一緒にグループディスカッションを行いました。
グループディスカッションでは、食育評価について、①学校の体制づくり、②食育の調査・評価方法の2テーマについて議論しました。学校の体制づくりでは、「校長先生を栄養士1人で説得するのは大変なため、市の栄養士会等から組織的に、教育委員会や校長会へ理解を求めるとよい」というように、具体的な方法論がだされました。食育の調査・評価方法では、「食育の体制づくりが先か?調査を実施してデータを示すことが先か?」というような、多忙な現場ならではの悩ましい意見もだされました。また、何より大切なのは自分たちのやっていることを「見える化」していくことではないかという意見もだされました。
最後に、本研究会の前委員長、オブザーバーである赤松利恵先生(お茶の水女子大学)が、グループディスカッションと全体討論を受けて、「見える化」していくには、結果を数値データで示していく必要がある。それと同時に仕事に対するパッションがとても大切であると総括しました。
今後とも、栄養教育研究会の活動にご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
日本健康教育学会栄養教育研究会では、平成25年度より、「学校における食育の評価」をテーマに活動を進めてきました。平成29年6月に行った公開座談会では、食育の評価進めるための具体的な方法を知りたいといった意見が多く寄せられました。そこで、食育の評価の最初のSTEPとして行う実態把握に焦点をあてた公開学習会を行いました。
最初に委員から、今年度研究会委員が活動した2つの活動報告を行いました。活動報告①では全国調査で用いられている調査項目の分析結果と目標種類別の具体的な質問文・回答肢を、活動報告②では文部科学省のスーパー食育スクールの対象校2校を事例とした実態把握の実践例を紹介しました。その後、参加者の皆さまと一緒に実態把握について、実際に行っている点やこれから出来そうな点・難しそうな点についてグループディスカッションを行いました。学習会後のアンケートには、「全国調査で用いられている調査項目が参考になった」、「ここで学んだ内容を参加できなかった人と共有し、学校における食育の評価を広げたい」など、有意義な学習会であったことを示す意見がありました。研究会に期待することとして、「食育の評価のシステムづくり」や「評価についても事例を紹介してもらいたい」といった今後の研究会活動の参考になる意見もありました。
最後に、本研究会の前委員長、オブザーバーである赤松利恵先生(お茶の水女子大学)から、平成29年3月に文部科学省より出された「栄養教諭を中核としたこれからの学校の食育~チーム学校で取り組む食育推進のPDCA~」には、食育の評価指標が活動指標と成果指標に分けて示され、国の方針も一歩前進したとの話がありました。
栄養教育研究会では今後も健康教育・ヘルスプロモーションの評価の考え方を取り入れた食育の評価方法を学校現場で実施するための方策を検討して参ります。本学会のHP、学会誌で学習会の報告や新たな情報をお伝えする予定です。今後とも、栄養教育研究会の活動にご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
(委員長 中西明美)
日本健康教育学会栄養教育研究会では,平成25年度より,「学校における食育の評価」をテーマに活動を進めてきました.本座談会では,文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課食育調査官横嶋剛先生と埼玉県坂戸市立入西小学校校長太田正久先生をお招きし,学校における食育で健康教育・ヘルスプロモーションの評価を取り入れるにはどうしたらよいか、参加者と一緒に考えました.
横嶋剛先生からは,国の立場から,学校の現状と食育の評価について,太田正久先生からは,教育委員会と学校長の立場から,坂戸市における食育の評価について,最後に,栄養教育研究会前委員長であるお茶の水女子大学赤松利恵先生からは,栄養教育研究会の立場から,本研究会が考える食育評価について,それぞれご発言いただきました.その後,参加者からの質問にお答えいただきながら,3名の先生方,それぞれのお立場からのご意見を伺いました.参加者の方からは,「それぞれの立場からの話が聞けてよかった」,「子どもの変化に着目した評価が大切であることがわかった」等の意見をいただきました.今後については,「今回のように栄養教諭のための講座を開いてほしい」,「次は,勉強会に参加します」といった意見もいただきました.
栄養教育研究会では今後も健康教育・ヘルスプロモーションの評価の考え方を取り入れた食育の評価の方法を学校現場に普及させるための方策を検討して参ります.今後とも,栄養教育研究会の活動に,ご支援の程,よろしくお願い申し上げます.
日本健康教育学会栄養教育研究会では,平成25年度より,「学校における食育の評価」をテーマに活動を進めてきました.今年度は,これまでの成果を一冊の冊子にまとめたワークブックを用いて,一日かけてワークショップ形式で,学校における食育の評価を学習しました.
グループワーク後に,ワークブックの良かった点と使い方について,グループディスカッションを行いました.「ステップに沿って行うことで,具体的な目標が立てることがわかった」「PDCAサイクルにのっとってまとめてありよかった」といった意見があがった一方で,「パート2として事例集が欲しい」「調査項目のデータの蓄積が今後は必要」といった建設的な意見もありました.また,使い方として,「研修会で使ってみたい」というご意見もいただきました.
最後に,本研究会オブザーバーである武見ゆかり先生(女子栄養大学)から,総務省における政策評価において,食育の推進は厳しい評価結果だったとのお話がありました.食育に携わる者すべてがこの結果を真摯に受け止め,これからの食育活動に取り組まなければいけないと考えます.食育の活動を多くの人に理解してもらうためには,目に見える形での評価が必要です.栄養教育研究会が提案する「学校における食育の評価」の方法がこの課題解決に貢献することを期待しています.
今後とも,栄養教育研究会の活動に,ご支援の程,よろしくお願い申し上げます.
NEWS 第26回日本健康教育学会学術大会(2017年6月24~25日,早稲田大学 早稲田キャンパス)期間中に,公開座談会を開催します(日時:6月25日(土)9:30~11:00,無料,事前申込み不要).タイトルは,「学校における食育で,健康教育・ヘルスプロモーションの評価の考え方を取り入れるには?」です.ぜひ,みなさま,ふるってご参加ください.詳細は,ちらしでご確認ください.
平成28年6月11日~12日,沖縄科学技術大学大学院(OIST)で開催された第25回日本健康教育学会学術大会において,研究発表を行いました(発表タイトル:学校における食育の評価はどうあるべきか~栄養教育研究会の活動を通して~」.参加者の方々のご意見を伺いたかったため,ラウンドテーブルセッションに演題登録を行いました.シンポジウムと重なっていたにも関わらず,学校における食育に関するみなさまが集まり,満席の会場の中,熱い議論が交わされました(参加者13名,ファシリテーター1名,研究会委員3名).
研究会の活動報告に時間がとられ,参加者の方々の発言の時間が短かったことを反省していますが,その中でも,貴重な意見がいただけました.たとえば,「『70%から90%になった』という評価をしても,学校では,残りの10%を無視できない」といったご意見は,学校ならではの考え方で,学校における食育の評価を行う上で,知っておかなければいけないと感じました.
現在,栄養教育研究会では,研究会が提案する「学校における食育の評価」の普及を検討しています.栄養教諭養成の教員や学校栄養士のみなさまの意見も取り入れながら,ワークブックを改良させ,今年度の公開学習会では,そのワークブックを用いて,ワークショップ形式の学習を行いたいと考えています.今後の研究会の活動は,学会誌やホームページでご案内します.引き続き,栄養教育研究会の活動へのご支援をよろしくお願いします.
平成28年3月26日(土)お茶の水女子大学において,「『学校における食育の評価』」の実践に向けたワークショップ」というタイトルで公開学習会を開催しました.98名(学会員37名,非会員61名)の参加者が全国各地から集まりました.
日本健康教育学会栄養教育研究会では,平成25年度より,「学校における食育の評価」をテーマに活動を進めています.平成25年度は,学校における学習評価と健康教育・ヘルスプロモーションの評価について学び,平成26年度は,何をどのようにして進めればよいかの手引となる提案書をまとめました.そして,今年度は,その提案書の内容が実際,現場で活用できるか,実践協力校とともに,目標設定から評価までの一連の流れを,実施しました.
今年度の公開学習会の目的は,今年度の活動を通して具体化された「学校における食育の評価」の手順とポイントについて,参加者のみなさんとワークショップ形式で学習し,今後の「学校における食育の評価」のあり方について議論することでした.グループワークのイメージを持っていただくために,まず,これまでの学習会の活動概要の説明の後,実践協力校の実践事例を紹介しました.そして,その後,ワークブックのステップにそって,グループで作業を行いました.休憩をはさんで,グループワークで学んだこと,改善点,さらに,栄養教育研究会が提案する評価の方法を普及するためには何が必要かという点について,グループで議論しました.「目標設定から食育の評価まで,具体的に学ぶことができた」「ワークブックに目標一覧があった方がいい」など,たくさんのご意見をいただきました.ワークブックに対するご意見については,栄養教育研究会で検討し,ワークブックの改良に反映させたいと考えています.
来年度は,普及に力を入れて活動を行いたいと考えております.また,今回時間が足りなかったというご意見も多かったことから,来年度は時間を延長して学習会を開催する予定です.今後の研究会の活動は,学会誌やホームページでご案内します.「学校における食育の評価」が充実するよう,今後も多くのみなさまのご意見やご協力をお願いいたします.
NEWS 第25回日本健康教育学会学術大会(2016年6月11~12日,沖縄科学技術大学院大学)ラウンドテーブルで,発表します.これまでの栄養教育研究会の「学校における食育の評価」活動を振返り,今後のあり方を議論したいと考えています.ご都合のつく方,ぜひ沖縄の学会にご参加ください.
平成27年3月28日(土)お茶の水女子大学において,「『学校における食育の評価』」のあり方について考える」というタイトルで公開学習会を開催しました.77名(学会員34名,非会員43名)の参加者が集まり,「学校における食育の評価」のあり方について議論しました.
今回の公開学習会は昨年度の公開学習会のテーマに引き続き,企画されました.昨年度は,「学校における食育の評価~学校における学習評価と健康教育・ヘルスプロモーションの評価は何が同じで何が違うのか~」というタイトルで,「学校教育」と「健康教育・ヘルスプロモーション」の異なる立場から教育の評価について学習し,「両者における評価は何が同じで何が違うのか」について,議論しました.その結果,この2つには,共通点はあるものの,違いもあり,学校で食育が受け入れられるためには,学校教育と健康教育・ヘルスプロモーションの両方を含めた新たな評価を検討する必要性が見えてきました.そして,今年度,栄養教育研究会では,「学校における食育の評価」という提案書を作成するため,活動を行ってきました.
今年度の公開学習会は,まず研究会が提案する「学校における食育の評価(案)」の説明から始まり,その後「学校における食育の評価(案)」をもとに,学校における食育の評価のあり方について,参加者のみなさんと議論しました.ディスカッションは,研究や実践,学生など様々な職種で組まれたグループでの討論,そしてグループの意見を共有した後,全体討論に移りました.「研究会の提案する内容に同意する」という意見だけでなく,「誰がどのように評価するのか」といった具体的な評価の方法を知りたいという意見も多くありました.また研究会が提案する図表に対し,具体的な意見もあがりました.
今後,栄養教育研究会は,公開学習会であがった意見を参考に,「学校における食育の評価」について修正を行い,日本健康教育学会誌で発表する予定です.さらに,来年度の栄養教育研究会の活動として,「学校における食育の評価」実践可能性の検討を予定しています.協力校において実践することで,より具体的な評価の方法を事例としてご紹介できるのではないかと考えます.今後の研究会の活動は,学会誌やホームページでご案内します.「学校における食育の評価」が充実するよう,今後も多くのみなさまのご意見やご協力をお願いいたします.
関連論文(特別報告)「学校における食育の評価」に関する提案に至るまで赤松 利恵.日本健康教育学会誌. 23(2):143-144.https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/23/2/23_143/_pdf提案書:望ましい食習慣の形成を目指した学校における食育の評価赤松利恵,稲山貴代,衛藤久美,神戸美恵子,岸田恵津. 日本健康教育学会誌. 23(2):145-151.https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/23/2/23_145/_pdfCorrigendum:日本健康教育学会誌. 24(3):157.https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/24/3/24_157/_pdf提案書:望ましい食習慣の形成を評価する学校における 食育の進め方赤松利恵,稲山貴代,衛藤久美,神戸美恵子,岸田恵津. 日本健康教育学会誌. 23(2):152-162.https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/23/2/23_153/_pdfCorrigendum:日本健康教育学会誌. 24(3):158-159.https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenkokyoiku/24/3/24_158/_pdf
平成26年3月29日(土)お茶の水女子大学において,「学校における食育の評価-学校における学習評価と健康教育・ヘルスプロモーションの評価は何が同じで何が違うのか-」というテーマで公開学習会を開催しました.総勢99名(学会員36名,非会員63名)の参加者が集まり,学校における食育の評価について議論しました.
今回の公開学習会は二部構成であり,第一部では,お茶の水女子大学の冨士原紀絵先生より「学校教育の立場から」,そしてその後,女子栄養大学の武見ゆかり先生より「健康教育・ヘルスプロモーションの立場から」と題したご講演をいただき,異なる立場から教育の評価について学習しました.第二部では,第一部での講義を受け,「学校における学習評価と健康教育・ヘルスプロモーションの評価は何が同じで何が違うのか」と「学校における食育の評価はどうあるべきか」の2つのポイントについて,グループディスカッションを行い,その後,講師の先生を交えて総合討論を行いました.今回の学習会は,研究者だけでなく,現場の栄養教諭・学校栄養士の先生方,県や国といった行政関係者の方々の参加も多かったため,立場の異なる参加者でのグループディスカッションができ,さらに総合討論で,学習会の内容を深めることができました.
今回の学習会を通して,学校における学習評価と健康教育・ヘルスプロモーションの評価は,共通点はあるものの,違いがあることも,見えてきました.健康教育・ヘルスプロモーションで重視する食習慣や健康状態といった結果評価は,食育の評価として欠かせない評価である一方,学校教育では,次への教育への改善につなげるため,子どもがどのようにしてそこにたどり着いたのかといったプロセス評価を重視していることを知りました.また,評価方法の違いがあることも学び,学校で食育が受け入れられるためには,学校教育と健康教育・ヘルスプロモーションの両方を含めた新たな評価を検討する必要性があることを感じました.
今回の学習会のテーマに対して,「継続して欲しい」という参加者からの声も多く,研究会として引き続きこのテーマを扱い,深めていきたいと考えています.研究会の詳細は,学会誌に報告する予定です.また,今後の研究会の活動は,学会誌やホームページでご案内します.今後も多くのみなさまのご参加をお待ちしています.
第22回日本健康教育学会学術大会(平成25年6月22日~23日,千葉大学)の1日目,栄養教育研究会企画のワークショップ「食行動のエビデンスに関する文献レビューの実践および研究への活用に向けて~食行動と栄養・健康状態の関連,栄養教育研究会の活動をとおして~」を開催しました.総計33名の参加者が集まり,栄養教育研究会の研究活動について議論しました.
栄養教育研究会では,平成23年度からワーキンググループ(WG)を立ち上げ,食行動と栄養・健康状態の関連を調べる文献レビューを行ってきました.今回のワークショップの目的は,WG活動として実施した文献レビューの結果・成果を参加者と共有し,栄養教育の実践および研究にどのように活かすことができるかについて議論することでした.そこで,今回のワークショップでは,WGの活動の紹介と「共食」行動を担当したWGの報告の後は,参加者と活発な議論を行うため,各グループでの話合いの時間としました.各グループには,ワーキングメンバー以外の参加者も加わったことから,新しい視点での意見もいただくことができました.
今年度は,WG活動の最終年度です.栄養教育研究会では,WG活動の成果を社会に発信するサポートを今後行っていきます.WG活動の成果にご期待ください.なお,毎年開催している栄養教育研究会公開学習会は,今年度末に予定しております.詳細が決まりましたら,また学会誌やHP等通じご案内させていただきます.(委員長 赤松利恵)
平成25年3月24日(日)お茶の水女子大学において,平成24年度公開学習会を開催しました.
総計67名(学会員44名,非会員23名)の参加者が集まり,栄養教育研究会の研究活動について議論しました.
学習会の模様
栄養教育研究会では,平成23年度に「食行動」と健康・栄養状態の関連の文献レビューワーキンググループ(WG)を立ち上げ,今年度は各グループ担当する食行動の文献レビューの活動を行ってきました.そこで,今回の公開学習会では,この1年間のWG活動報告を行いました.今回は,これまでの2回の中間報告会で得た意見を踏まえ,検索および抽出した結果を示し,その中の論文をいくつか紹介しました.参加者のみなさまからも「途中経過をとても詳しく説明して下さり,勉強になりました」「レビュー結果がまとまって報告されることを楽しみにしています」というご意見をいただきました.次の目標は抽出した論文をすべて読み,エビデンステーブルを完成させることです.今後の活動をご期待ください.
次回は,第22回日本健康教育学会学術大会(2013年6月22~23日,千葉大学)にてワークショップを行う予定です.栄養教育の研究者のみならず,食行動と健康・栄養状態の関連に関する文献レビューに興味のある方,栄養教育を実践されている皆さまのご参加をお待ちしています.
平成24年7月7日(土)第21回日本健康教育学会学術大会(首都大学東京南大沢キャンパス)自由集会において,栄養教育研究会ワーキング・グループ(WG)の第1回中間報告会を行いました.懇親会後の夜遅い時間にも関わらず,42名(研究会委員,WGメンバーでない会員16名を含む)の参加者が集まりました.
栄養教育研究会では,昨年度「食行動」と健康・栄養状態の関連のエビデンスをまとめるWGを立ち上げ,現在6つのグループが作業を行っています.6つのWGが集まるのは,昨年度の公開学習会から約5ヶ月ぶりでした.これまで各WGで作業を行っていたため,それぞれ不安を抱えていたと思います.しかし,今回,他のWGの状況を聞くことで,同じような課題でつまずいているということがわかったり,文献レビューを進める上での検索式や採択・除外基準の決め方等についての具体的な意見が得られたりと,今後作業を行っていく上での課題が明確になったのではないかと思います.また,フロアからも貴重なご意見をいただくことができ,WG活動の今後が期待されます.
次回は,第59回日本栄養改善学会学術総会自由集会(名古屋国際会議場,平成24年9月12日)にて,第2回中間報告会を開催する予定です.今回からまた一歩前進したWG活動の報告を期待しています.栄養教育の研究者のみならず,文献レビューに興味のある方,栄養教育の実践家のみなさまのご参加をお待ちしています. (委員長 赤松利恵)
第2回中間報告会の案内:http://nkkg.eiyo.ac.jp/portfolio/pg357.html
平成23年度公開学習会の報告:http://nkkg.eiyo.ac.jp/portfolio/pg306.html
平成24年9月12日(水)第59回日本栄養改善学会学術総会(名古屋国際会議場)自由集会において,栄養教育研究会ワーキング・グループ(WG)第2回中間報告会を開催しました.定員50名の会場に総計69名(研究会委員,WGメンバー:17名,当日参加者:52名)が集まり,活発な議論が行われました.
意見交換の様子 (栄改自由集会)
今回の報告会では,前回の第1回中間報告会(第21回日本健康教育学会学術大会自由集会,2012年7月7日,首都大学東京)で得た意見を踏まえた作業の報告が行われました.前回より期間が短かったにも関わらず,どのグループも前回より進展していました.しかし,次の段階に進むと新たな課題が出てきており,今回もそれらの課題解決に向けた建設的な意見交換が行われました.レビューして得られた文献をどのようにまとめていくかが今後の課題になると思います.今回得られた意見やヒントをもとに,次の報告に向けさらに作業が進められることを期待しています.
次回は,平成24年度栄養教育研究会公開学習会(2013年3月24日,お茶の水女子大学)にて報告を行う予定です.栄養教育の研究者のみならず,食行動と健康・栄養状態の関連に関する文献レビューに興味のある方,栄養教育を実践されている皆さまのご参加をお待ちしています.
(委員長 赤松利恵)
平成24年2月4日(土)お茶の水女子大学にて,“「食行動」と健康・栄養状態の関連~エビデンスに基づいた健康・栄養教育の実践・研究活動の促進を目指して~”というテーマで,平成23年度栄養教育研究会公開学習会が開催されました.69名(正会員:21名,学生会員:10名,非学会員:20名,学生:18名)の参加者が「食行動」と健康・栄養状態の関連について学びました.
第1部では,針谷順子先生(社会福祉法人 健友会 みなみかぜ)を講師にお招きし,“「3・1・2弁当箱法」の実施と健康・栄養状態の関連”と題したご講演をうかがいました.講演の内容は,「3・1・2弁当箱法」の妥当性の検証と,「3・1・2弁当箱法」を活用した介入プログラムによる健康・栄養状態の変化に関するものでした.講演後の質疑応答では,実際現場で「弁当箱法」を活用されている参加者からの質問もあり,「弁当箱法」を用いた栄養教育に対する関心の高さをうかがうことができました.
栄養教育研究会では,今年度から,エビデンスに基づく研究と実践活動に役立てるため,「食行動」と健康・栄養状態の関連を検討した文献をレビューするワーキンググループ活動を予定しており,第2部では,その具体的な活動について,説明を行いました.ここで,ワーキンググループ活動の実際をイメージしていただくために,衛藤委員と會退友美助教(お茶の水女子大学)から,「共食」に関する文献レビューの例が紹介されました.
最後に,ワーキンググループ活動に興味がある参加者に残ってもらい,5つのグループに分かれ,今後の活動について話し合いを行いました.5つのグループは,①朝食を食べる,②主食・主菜・副菜のそろった食事を食べる,③栄養成分表示を利用する,④ゆっくり食べる,⑤夜遅くに食事をする(間食を含む)です.5つのグループに,栄養教育研究会委員が一人担当となり,今後の活動のサポートをしていきます.また,文献レビュー例として行った「共食」行動についても,ワーキンググループ活動の一環として,引き続き作業を行っていきます. (委員長 赤松利恵)
次回は,第21回日本健康教育学会学術大会にて,各グループの進行状況を報告する予定です.栄養教育研究会の今後の活動にご期待ください.
1)ミニシンポジウム開催に至る経緯と趣旨(お茶の水女子大学,レビュー活動世話役 赤松利恵氏)
2)幼児期の栄養教育に関するシステマティックレビュー(明治安田厚生事業団体力医学研究所 江川賢一氏)
3)学童期・思春期における学校を拠点とした栄養・食教育に関する系統的レビュー(女子栄養大学 衞藤久美氏)
4)成人対象とした朝食摂取の栄養教育と関連因子に関するレビュー(宮城学院女子大学 大山珠美氏)
5)野菜果物摂取の増加に関する職域での健康教育プログラムについて(東海大学 石原孝子氏)
指定発言者:千葉大学 岡田加奈子氏,大阪府立健康科学センター 中村正和氏
4チームの文献レビュー進捗状況報告
学習会/平成22年3月13日 栄養教育に関する文献レビューの中間報告
レビュー論文を書くための文献検索(東京大学薬剤疫学講座 八重ゆかり氏)
文献レビュー委員4チーム(幼児,学童・思春期,若年男女,中高年)による活動開始
※「勤労者の健康づくりのための給食を活用した集団及びハイリスク者への対策に関する研究」
(厚生労働科学研究費補助金循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業)研究班主催のシンポジウムの後援
1.子どもとフォーカシングー忘れかけている「知恵の泉」を取り戻すために―
「学校での取り組みを通して」(桜美林大学心理臨床センター 天羽和子氏)
2.実感に触れつつ進める、成人の健康教育「保健センターでの取り組みから」
(狭山市保健センター 宮野由紀氏)
1)栄養教育と「食育」(女子栄養大学名誉教授,NPO法人食生態学実践フォーラム理事長 足立己幸氏)
2)学校を拠点とした健康教育・ヘルスプロモーションと「食育」(千葉大学教育学部助教授 岡田加奈子氏)
3)特定健診・保健指導と「食育」(独立行政法人国立健康・栄養研究所研究企画・評価主幹 吉池信男氏)